どうも、拓夏です。
今回は、2/15~2/18にかけていった四国旅について書こうと思います!
愛車と大鳴門橋。
1月末頃。
途中、水を買った自販機で見つけたやつ。
阿波踊り専用エナジードリンクってなんだ……w
海沿いを進んでいくと、鳴門市の市街地のような場所に入ります。
ここのルートがいまいちよくわからなくて、わたる必要のない橋渡ったり、道に迷ったりしてました。
そんなこんなで時間も走行距離もロスしながら、なんとか正規ルートに戻る。
ちなみに、ここの水はなんかすごい澄んだ翠色をしていました(写真だと汚いけど)。
今回は、2/15~2/18にかけていった四国旅について書こうと思います!
愛車と大鳴門橋。
ああ、四国に行きたい
1月末頃。
大学院の修了(学部でいう卒業)が間近に迫ってきていた私は、人生最後の長期休みの使い方に少し頭を悩ませていました。
2か月近い休みを社会人になってからとることは不可能でしょう。そう考えると、この長期休みは長期旅をできる最後のチャンスとなるわけです。
そこまでわかったうえで、私は旅先を決めあぐねていました。
選択肢が多いと悩んでしまうのが人間というもの。うーんうーんとうなりながら、なんとか四国と沖縄の二点に的を絞ります。
どうせ長期旅をするのだから、四国の場合は四国一周と小豆島(もしくは、しまなみ海道)、沖縄の場合は本島一周と離島のどこかへ行こうと考えていました。
財布の中身と装備を照らし合わせると、沖縄一周の方に軍配が上がる。
というのも、四国だと今の装備では冬キャンプができず、宿に泊まらなければならないからです。キャンプするのと宿に素泊まりするのだと、宿泊費は雲泥の差です。
しかし、最後の長期旅行。これで本当にいいのかと悩みます。四国は、一周約1000km(なお、ルートにもよります)。沖縄本島は、一周約400kmです。
社会人になってからでも、沖縄一周はできるかもしれませんが、四国一周は休みの日数的に難しいかもしれません。
唸り、神経質になりながら電卓を叩いて旅費の計算をし、悩みに悩んだ挙句……
結局、四国一周に行くことに決めたのでした。
結局、四国一周に行くことに決めたのでした。
四国一周のルートは、愛媛県自転車新文化推進協会が考案した「四国一周1000kmルート」を用いました(前に四国一周しようとしていたらしい友人が教えてくれました)。
自分でルートを考案するのも楽しくて好きなのですが、慣れない土地での長期旅をする際には、こういったルートが用意されているととても助かります。
このルートは松山空港からの出発を想定して作られていますが、私は新幹線で行く予定だったので、高松からスタートすることにしました。
旅前日に高松駅付近に宿をとり、翌日に早朝から走り始めることにしました。
行く場所と大まかなルートが決まったので、さっそく荷物をバッグに詰め込みます。
時間がたつほど霧は薄くなっていったけれど、それでも水平線がかすむくらいの濃い霧が広がっていました。
霧の中をひたすら走る!
しばらく走っていると、鳴門市に到着!
目的地まであと少し!
海沿いの道には、いい感じの柵があって、愛車撮影がはかどります。
自分でルートを考案するのも楽しくて好きなのですが、慣れない土地での長期旅をする際には、こういったルートが用意されているととても助かります。
このルートは松山空港からの出発を想定して作られていますが、私は新幹線で行く予定だったので、高松からスタートすることにしました。
旅前日に高松駅付近に宿をとり、翌日に早朝から走り始めることにしました。
行く場所と大まかなルートが決まったので、さっそく荷物をバッグに詰め込みます。
今回は、キャンプ装備をもっていかないので、サドルバッグとフレームバッグだけで事足りました。
四国は南西にえぐい山岳地帯があるので、荷物は軽ければ軽いほどいい。
そう、南西のルートには、アップダウンの続く山岳地帯が300kmほどあります。
いつもなら、ただ憂鬱になるところですが、今回は少し楽しみでもあります。
というのも、ホイールを新調したからです。私が今回もっていくホイールは、ヒルクライム向きである「R-sys SLR」です。軽量アルミリムとカーボンスポークで作られたホイールの重量は、前のホイールと比べ物にならないほど軽い(ホイールに関しては、また別の記事を書くかもです)。
登坂の性能はすさまじく、少しした坂道など平地と変わらない速度で走り続けることが出来ます。
そんなホイールで、アップダウンの激しい道を走ったらどうなるんだろう……そんな興味がありました。
ただ、それでも走り切れなかった場合は、おとなしく用意されている迂回路を使う予定です。こういうところで無理してはいけない。
もし無理だった時のプランBがあるだけで、心に余裕ができ、心の余裕は安全運転に繋がります。安全と健康は大事。
そんなこんなしながら、荷造りをして旅に備えます。
四国一周。これから始まる11日にわたる長い旅。
それが始まろうとしているのに、私は旅立つ前日になっても胸を弾ませるわけでもなく、少し淡々としていました。
それは、長らく旅をしていなかったからかもしれないし、直前までリアルでいろんなことに追われていたからかもしれない。もしくは、長期旅なんてしたことがなかったから実感がなかったのかもしれない。
なんにせよ、私はそんな現実感のない気持ちのまま四国へと旅立ったのでした。
2月14日。
初めての岡山駅。
思えば、私は人生で神戸よりも西にいったことがありませんでした。というか、中国地方に初めて足を踏み入れました。
地味に自分の中の記録を更新しつつ、高松へと向かう列車を待ちます。
岡山と高松をつなぐ列車は「マリンライナー」といいます。マリンライナーは、その名の通り中国地方と四国地方にまたがる瀬戸内海を渡る列車です。
本当は車窓から海がみえるはずなのですが、すっかり日が沈んでいた時間帯だったので見ることはできませんでした(白目
マリンライナーの走る道は明かり一つなくて、まるで真っ暗な闇の中を進んでいるようでした。思ったよりも暗くてびっくりして、少しだけ不安な気持ちになる。
高松駅に到着したのは、19時に近い時間帯でした。
自転車と荷物を担いで、本日の宿へと向かう。
本日の宿は、駅前にあるビジネスホテルなのですぐに到着します。チェックインをして、部屋の中に自転車と荷物を置いたら、まずは晩飯を食べに向かいます。
高松といえば、うどん! ということで、高松のうどんを堪能すべく店を探します。
高松駅付近にはいろんなうどん屋さんがあるのですが、チェーン店よりも個人店のほうがおいしいという情報を聞いたので、個人店を中心に探していたのですが…
結果的に、チェーン店で食べることになりました(なんで
個人店は、閉まっていたり空いていても遠いところが多かったからです。
ま、まあ、明日の朝食べればいいし……なんなら最終日も来るし……(震え
などと思いながら、チェーン店に入ります。
肉おろしうどん。
おなかを満たしたあとは、コンビニで補給食と水を買ってホテルに戻ります。
ホテルに戻ったあとは、風呂に入ったり洗濯したりテレビを見ながら寝る時間まで過ごします。
時計が22時になったのを見て、布団に潜り込みます。
明日から四国一周だ。
そう心では思っていても、やはり現実味はありませんでした。
あるのは、旅の初日にある漠然とした不安とぼんやりとした眠気だけ。
その眠気に誘われるままに、眠りについた。
スヤァ……
アラームで目が覚める。携帯の時計は、朝の5時を示していた。
一息で起き上がる。最近、早起きと無縁だったのにやけに寝覚めがいい。
そんなことを考えながら、身支度を整えます。
今日は、高松から鳴門を通って徳島の方まで走る予定です。距離としては、約100km程度です。
鍵を返してホテルを出ると、辺りに2m先も見えない濃霧が広がっていました。
霧が濃いとき特有の、むわっとした冷たい空気を全身で感じる。
ただでさえ夜闇で視界が悪いのに、霧まで出ているとは……
こりゃ、いつも以上に安全運転を心掛けないと駄目だな、なんて思いながら輪行解除やら荷物の取り付けをします。それが終わったのが大体5時40分頃。
6時から走り始める予定だったので、朝ごはんを食べることを考えるといい時間です。
早速、昨日からめぼしを付けていたうどん屋に朝ごはんを食べに行こうと、グーグルマップで場所を調べると……
う、うどん屋しまってる……(白目
事前に調べたとき、朝5時から空いていると書いてあったのだけどなあ。
そんなことを言っても仕方ないので、うどんの代わりにすき屋で朝ごはんを食べることに。
こういうときに24時間営業のチェーン店があるとありがたい。
すき屋から出ると、時刻は丁度6時。予定通り。
視界の悪い道を注意しながら、濃霧の中を突き進みます。
市街地を抜けると、歩道の柵の向こうにぽかんと真っ暗な空間が見えてきました。
街灯も届かないその暗闇は、何もかも飲み込みそうな漆黒で染まっています。
あの空間はなんだろう?と疑問に思った瞬間、そこが海だということに思い至りました。
街灯の光が届かない海は、霧の中で不気味なほどの静寂につつまれていて、まるで夜明けを静かに待ちわびているようでした。
しばらく走っていると、東からうすぼんやりとした光が上ってきました。
夜明けです。
しかし、夜が明けても濃霧の影響で少しうすぼんやりとしていました。それでも、辺りの景色は少しずつ輪郭がはっきりしていって、海も霧の中でその姿を現し始めました。
霧の海。
日が昇ると、瀬戸内海の碧が現れてきます。
この碧を見るのは、一昨年の6月の淡路島旅行以来でした。瀬戸内海は、霧の中でも相変わらず美しい。
瀬戸内海を横目に、目的地である鳴門へと向かいます。
いざ、鳴門へ。
鳴門へ行く道はずっと海沿いでした。
美しい瀬戸内海の碧は、あまり見ることができなかったけれど、霧に包まれてかすみがかった海と山はなかなか幻想的で、これはこれでいい。
愛車と霧の中の海と山。
濃霧。そう、南西のルートには、アップダウンの続く山岳地帯が300kmほどあります。
いつもなら、ただ憂鬱になるところですが、今回は少し楽しみでもあります。
というのも、ホイールを新調したからです。私が今回もっていくホイールは、ヒルクライム向きである「R-sys SLR」です。軽量アルミリムとカーボンスポークで作られたホイールの重量は、前のホイールと比べ物にならないほど軽い(ホイールに関しては、また別の記事を書くかもです)。
登坂の性能はすさまじく、少しした坂道など平地と変わらない速度で走り続けることが出来ます。
そんなホイールで、アップダウンの激しい道を走ったらどうなるんだろう……そんな興味がありました。
ただ、それでも走り切れなかった場合は、おとなしく用意されている迂回路を使う予定です。こういうところで無理してはいけない。
もし無理だった時のプランBがあるだけで、心に余裕ができ、心の余裕は安全運転に繋がります。安全と健康は大事。
そんなこんなしながら、荷造りをして旅に備えます。
四国一周。これから始まる11日にわたる長い旅。
それが始まろうとしているのに、私は旅立つ前日になっても胸を弾ませるわけでもなく、少し淡々としていました。
それは、長らく旅をしていなかったからかもしれないし、直前までリアルでいろんなことに追われていたからかもしれない。もしくは、長期旅なんてしたことがなかったから実感がなかったのかもしれない。
なんにせよ、私はそんな現実感のない気持ちのまま四国へと旅立ったのでした。
四国一周前夜:高松駅
2月14日。
世の中がバレンタインで浮かれている中、私は四国へ向かうべく、荷物をもって家を出ました。
最寄り駅から、新幹線を乗るために新横浜へ。そして、新横浜から岡山へと向かいます。
思えば、私は人生で神戸よりも西にいったことがありませんでした。というか、中国地方に初めて足を踏み入れました。
地味に自分の中の記録を更新しつつ、高松へと向かう列車を待ちます。
岡山と高松をつなぐ列車は「マリンライナー」といいます。マリンライナーは、その名の通り中国地方と四国地方にまたがる瀬戸内海を渡る列車です。
本当は車窓から海がみえるはずなのですが、すっかり日が沈んでいた時間帯だったので見ることはできませんでした(白目
マリンライナーの走る道は明かり一つなくて、まるで真っ暗な闇の中を進んでいるようでした。思ったよりも暗くてびっくりして、少しだけ不安な気持ちになる。
高松駅に到着したのは、19時に近い時間帯でした。
自転車と荷物を担いで、本日の宿へと向かう。
本日の宿は、駅前にあるビジネスホテルなのですぐに到着します。チェックインをして、部屋の中に自転車と荷物を置いたら、まずは晩飯を食べに向かいます。
高松といえば、うどん! ということで、高松のうどんを堪能すべく店を探します。
高松駅付近にはいろんなうどん屋さんがあるのですが、チェーン店よりも個人店のほうがおいしいという情報を聞いたので、個人店を中心に探していたのですが…
結果的に、チェーン店で食べることになりました(なんで
個人店は、閉まっていたり空いていても遠いところが多かったからです。
ま、まあ、明日の朝食べればいいし……なんなら最終日も来るし……(震え
などと思いながら、チェーン店に入ります。
肉おろしうどん。
おなかを満たしたあとは、コンビニで補給食と水を買ってホテルに戻ります。
ホテルに戻ったあとは、風呂に入ったり洗濯したりテレビを見ながら寝る時間まで過ごします。
時計が22時になったのを見て、布団に潜り込みます。
明日から四国一周だ。
そう心では思っていても、やはり現実味はありませんでした。
あるのは、旅の初日にある漠然とした不安とぼんやりとした眠気だけ。
その眠気に誘われるままに、眠りについた。
スヤァ……
1日目:高松~徳島
アラームで目が覚める。携帯の時計は、朝の5時を示していた。
一息で起き上がる。最近、早起きと無縁だったのにやけに寝覚めがいい。
そんなことを考えながら、身支度を整えます。
今日は、高松から鳴門を通って徳島の方まで走る予定です。距離としては、約100km程度です。
鍵を返してホテルを出ると、辺りに2m先も見えない濃霧が広がっていました。
霧が濃いとき特有の、むわっとした冷たい空気を全身で感じる。
ただでさえ夜闇で視界が悪いのに、霧まで出ているとは……
こりゃ、いつも以上に安全運転を心掛けないと駄目だな、なんて思いながら輪行解除やら荷物の取り付けをします。それが終わったのが大体5時40分頃。
6時から走り始める予定だったので、朝ごはんを食べることを考えるといい時間です。
早速、昨日からめぼしを付けていたうどん屋に朝ごはんを食べに行こうと、グーグルマップで場所を調べると……
う、うどん屋しまってる……(白目
事前に調べたとき、朝5時から空いていると書いてあったのだけどなあ。
そんなことを言っても仕方ないので、うどんの代わりにすき屋で朝ごはんを食べることに。
こういうときに24時間営業のチェーン店があるとありがたい。
すき屋から出ると、時刻は丁度6時。予定通り。
視界の悪い道を注意しながら、濃霧の中を突き進みます。
市街地を抜けると、歩道の柵の向こうにぽかんと真っ暗な空間が見えてきました。
街灯も届かないその暗闇は、何もかも飲み込みそうな漆黒で染まっています。
あの空間はなんだろう?と疑問に思った瞬間、そこが海だということに思い至りました。
街灯の光が届かない海は、霧の中で不気味なほどの静寂につつまれていて、まるで夜明けを静かに待ちわびているようでした。
しばらく走っていると、東からうすぼんやりとした光が上ってきました。
夜明けです。
しかし、夜が明けても濃霧の影響で少しうすぼんやりとしていました。それでも、辺りの景色は少しずつ輪郭がはっきりしていって、海も霧の中でその姿を現し始めました。
霧の海。
日が昇ると、瀬戸内海の碧が現れてきます。
この碧を見るのは、一昨年の6月の淡路島旅行以来でした。瀬戸内海は、霧の中でも相変わらず美しい。
瀬戸内海を横目に、目的地である鳴門へと向かいます。
いざ、鳴門へ。
鳴門へ行く道はずっと海沿いでした。
美しい瀬戸内海の碧は、あまり見ることができなかったけれど、霧に包まれてかすみがかった海と山はなかなか幻想的で、これはこれでいい。
愛車と霧の中の海と山。
時間がたつほど霧は薄くなっていったけれど、それでも水平線がかすむくらいの濃い霧が広がっていました。
霧の中をひたすら走る!
しばらく走っていると、鳴門市に到着!
目的地まであと少し!
海沿いの道には、いい感じの柵があって、愛車撮影がはかどります。
途中、水を買った自販機で見つけたやつ。
阿波踊り専用エナジードリンクってなんだ……w
海沿いを進んでいくと、鳴門市の市街地のような場所に入ります。
ここのルートがいまいちよくわからなくて、わたる必要のない橋渡ったり、道に迷ったりしてました。
そんなこんなで時間も走行距離もロスしながら、なんとか正規ルートに戻る。
正規ルート戻ったときの風景。
海(?)と山が、ゆったりと目の前に広がっていました。
いままで走っていた道が馬鹿らしくなるような綺麗な景色で、道に迷ったのを少し後悔しました。
愛車と共に。
さすが、一周のサイクルマップを作るだけあって、愛車との撮影場所に困らないな四国……素晴らしい。
海(?)と山が、ゆったりと目の前に広がっていました。
いままで走っていた道が馬鹿らしくなるような綺麗な景色で、道に迷ったのを少し後悔しました。
愛車と共に。
さすが、一周のサイクルマップを作るだけあって、愛車との撮影場所に困らないな四国……素晴らしい。
ちなみに、ここの水はなんかすごい澄んだ翠色をしていました(
再び海と愛車。
少し引き気味でパシャリ。
愛車撮影スポットがあると懲りずに何回も撮ってしまいます。
目の前に絶景があって、愛車撮影スポットがあったら撮ってしまうのが自転車乗りってもの。
本当に、ひらけててのどかでいいところだ……
と、のんびりと景色を眺めて走っていたら、また道に迷ってしまいました。
道を進んでいくと、目の前には行き止まりが。
そして、その行き止まりの先にあるお店の番犬らしきわんこが、私に向かって吠えてきます。
わんこは、奥へと進む私にずっとついてきました。私は、ホイールの中にわんこの足が巻き込まれないかが心配でした。
その時のわんこ。
めっちゃ動き回るので写真はブレブレ。
とりあえず、元来た道を戻ることにします。
ここら辺の道はすべて細い道なので、どれが正規ルートかわからん……(白目
徳島なのに淡路島。
鳴門の付近には、「淡路島」と表記されているところがいくつもありました。
また、少し道に迷いながら、目指す場所へと向かっていきます。
ひたすら走ると、目的地が見えてきました。
目的地見えた!!!
霞の中で見えるのは、四国と淡路島をつなぐ「大鳴門橋」です。
淡路島にいったときにも思ったけれど、でかい橋がぬっと現れるとテンションが上がる。
テンションが振り切れたまま、大鳴門橋を目指して走り続けます。
大鳴門橋までは、地味に九十九折の坂道が続いていました。
いつもだと、ここらへんで少し体力が持っていかれるところだけれど、今回はスルスルと登っていく。R-sysぱねえ……!
そんなこんなで、目的地である鳴門公園に到着。
鳴門公園からは、大鳴門橋を一望できるスポットがいくつもあります。
自転車を停め、大鳴門橋が一望できる歩道橋に向かいます。
歩道橋上からみた大鳴門橋。
大鳴門橋を歩道橋の上から眺めながら、その先に続いている地に思いを馳せます。
この橋の先は、淡路島に通じているのだと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。
一昨年の6月に淡路島に行ったとき、私は今と同じようにこの橋の先を見つめていました。
そして、「この先に四国が続いているのか……」となんとなく感慨深い気持ちになったものでした。同時に、いつか四国から大鳴門橋を見てみたいと漠然と思っていました。
今は、その時見つめていた橋の終着点に立っていて、あの日立っていた場所を眺めている……
そう思うと、何とも言えない感動が胸中をしめていきます。
随分と遠くまで来たなあ。
そう思うと同時に、こんな風にも思う。
でも、これからもきっとこういう瞬間は何度もあるんだろう。なんども同じような感動に出会うんだろう。
これだから、旅はやめられない。
しばらく、橋の上を走る車の流れをぼんやりと眺めていたのだけれど、先へと進みます。
歩道橋を降りてしばらく歩いていると、こんな看板に出会います。
「渦の道」
どうやら、大鳴門橋から瀬戸内海を一望できるスポットのようです。
時間帯によっては、渦潮を見ることもできるんだとか。
これは行くしかねえ!と思い、渦の道に向かいます。
「渦の道」の入り口。
早速、入場券を買って中へ入ります。
渦の道は側面がガラス張りになっていて、瀬戸内海を一望できます。
橋の上からみた瀬戸内海は、圧巻の一言。いつもよりも遠くを眺めることが出来て素晴らしかったです。
渦の道からみた景色。
相変わらず、瀬戸内海は美しい碧をしている……
遠くに、ちょっとした小島が見えました。
なんの島なんだろう?
床は、ところどころこんな感じのガラス張りになってて、下からも瀬戸内海の碧を楽しめます。
それにしても、やっぱりきれいだ……!(n度目
しばらく歩いていると、渦の道の一番端にたどり着きます。
せっかくだから、渦潮を見ようと探していると、奥にそれっぽいものを発見。
張り付いてなんとか撮影しようとしていると、ガイドのおばちゃんに「あれは実はうずしおじゃないんですよ」と教えてもらいました。恥ずかしい。
なお、今日の渦潮は、午前の分はもう終わってしまったのだとか。残念。
おなかもすいてきたので、腹ごしらえをしに来た道を戻ります。
レストハウスのようなものがあったので、そこでお昼ご飯を食べることにしました。
今日のお昼は、鳴門うどんとうずしおどら焼き。
うまい。
腹ごしらえを終えた後は、少しお土産屋さんをぶらぶら。
お土産屋さんにこんなものがあったので買ってしまった。
味は、ママレードとかに近いなめらかで優しい味わいでした。
一時間くらい休憩して足を休ませてから、鳴門公園を出ます。
いざ本日のゴールである福島へ。
しばらく走ると、また海沿いの道に出ました。
瀬戸内海を横目に走る!
愛車と大鳴門橋。
海沿いを走っていたら、素晴らしい愛車撮影スポットがあったのでパシャリ。良い……!
愛車を撮影したり、海を眺めたりしながらゆるゆると走っていく。
徳島の方へと向かうときに通った道。
なんか関所みたいだなあ、と思いながら走っていきます。
走っていると、大きな川が見えてきました。
この川の水もめちゃくちゃ綺麗で、四国は海も川も綺麗なんだなあって思いました。
徳島市街地へと向かうときに通った橋。
この橋がめちゃくちゃよかった。
この橋は、車とかが通るところとは別に、歩行者と自転車の通れる通路があって、自転車でも車を気にせずに通ることが出来てよかったです。
あと、自動車道よりも自転車・歩行者道のほうが川沿いに近いので、川を一望しながら走ることが出来ました。
人がいたりしたので写真は撮らなかったけど、めちゃくちゃいい景色でした。
徳島市街地は、今まで走ってきた場所と段違いの賑わいを見せていました。
だけれど、自転車道と歩道が色分けされて分けられていたり、道自体がかなり広かったりしたので、自転車で走りやすかったです。
信号や横断歩道も、自転車専用のものがちらほら見えてきて、自転車に優しい街だなあ、と思いました。
ゆるゆると走っていると、本日のゴールが見えてきました。
つ、ついたーーーーー!!!
本日のゴールである徳島駅に到着しました。
時刻は、14時くらい。予定よりずっと早くに到着できました。
とりあえず、15時に宿のチェックインなので、それまで適当に時間をつぶします。
街をぶらぶら歩いていると、コスプレをしている人を何人か見かけました。
あまりに平然とあるいているものだから、徳島の人はコスプレをして歩くのがトレンドなのかなあ、とぼんやりと思っていました。
が、そうではなく、フォロワーさん曰く「ぷちアソビ」という「マチアソビ」系列のイベントが開催されていたんじゃないかとのこと。
よく見ると、プリン屋さんなどにぷちアソビのスタンプラリーのような場所がちらほら設置されていました。なるほど、こういうイベントもあるんだなあ。
適当に街を歩いたりぼーっとしていたら、ホテルのチェックインの時間になったので向かいます。
ホテルに荷物を置いたら、早速、お昼ご飯を食べにいきます。
徳島といえば、徳島ラーメンというほどラーメンが有名な場所。
これを食べずして徳島からは出られない!と思ったので、お昼は徳島ラーメンを食べることにしました。
丁度、この付近には徳島ラーメンの人気店があったので、そこへ向かうことにします。
ラーメン東大の黒とんこつチャーシュー麺!
ラーメン東大のすごいところは、ラーメンと一緒に卵が5個くらい入ったざるをもらえて、卵を好きなだけ食べられるところ。
徳島ラーメンといえば、卵黄を中央に乗せる食べ方が主流だけれど、それ以外にもご飯を注文すれば卵かけご飯なども楽しめるようです。太っ腹!
余談だけれど、私はこのラーメンを食べるときに卵黄だけ乗せるってことを知らなくて、卵全部入れちゃいました(白目
スープを一口すすると、醤油の深みととんこつのコクとニンニクの風味が口いっぱいに広がります。
なるほど、これはうまい。
麺も細麺で、スープがいい感じに絡めついていい感じです。
食べる手が止まらず、あっという間になくなってしまいました。
飯を食い終わった後は、適当に街をぶらつきながらホテルへと戻ります。
時刻は、まだ15時頃。まだまだ時間は有り余っています。
どうしようかといろいろと悩んだ末、疲れた体を癒しに温泉へ向かうことにしました。
街の銭湯は、付近にもいろいろとあったのだけれど、どうせ長く入るなら温泉施設の方が良いと思ったので、歩いて30分くらいの温泉施設へと向かいました。
手続きを終えて中に入り、体を洗ってからいざ温泉へ。
お湯につかると、全身の筋肉がゆっくりとほぐれていきます。
思わず、口から「あ~」という声がでてしまう。自転車後の温泉って、なんでこんなに心地いいんだろう……
しばらくあったまった後は、温浴と冷浴を交互にやる混合浴をやったりサウナに入ったり、天然温泉に浸かったりしました。
温泉を堪能しつくす頃には、19時になっていました。なかなかいい時間なので、ホテルに戻ることにします。
ほくほくな体でホテルに戻った後は、洗濯やら明日の準備などを済ませます。
ふと、天気を確認すると、明日は雨の予報でした。
もちろん、それは前から見越していたことなので、ホテルは二泊分とってあります。
明日は停滞して徳島市内を探索しよう、と思いながら、頭の中で明日の予定をざっくりと決めます。
そんなこんなしているうちに、眠気が襲ってきました。
明日のことは、明日考えよう。
そう思って、睡魔に導かれるままに眠りに落ちていくのでした。
スヤァ……
後半に続く
少し引き気味でパシャリ。
愛車撮影スポットがあると懲りずに何回も撮ってしまいます。
目の前に絶景があって、愛車撮影スポットがあったら撮ってしまうのが自転車乗りってもの。
本当に、ひらけててのどかでいいところだ……
と、のんびりと景色を眺めて走っていたら、また道に迷ってしまいました。
道を進んでいくと、目の前には行き止まりが。
そして、その行き止まりの先にあるお店の番犬らしきわんこが、私に向かって吠えてきます。
わんこは、奥へと進む私にずっとついてきました。私は、ホイールの中にわんこの足が巻き込まれないかが心配でした。
その時のわんこ。
めっちゃ動き回るので写真はブレブレ。
とりあえず、元来た道を戻ることにします。
ここら辺の道はすべて細い道なので、どれが正規ルートかわからん……(白目
徳島なのに淡路島。
鳴門の付近には、「淡路島」と表記されているところがいくつもありました。
また、少し道に迷いながら、目指す場所へと向かっていきます。
ひたすら走ると、目的地が見えてきました。
目的地見えた!!!
霞の中で見えるのは、四国と淡路島をつなぐ「大鳴門橋」です。
淡路島にいったときにも思ったけれど、でかい橋がぬっと現れるとテンションが上がる。
テンションが振り切れたまま、大鳴門橋を目指して走り続けます。
大鳴門橋までは、地味に九十九折の坂道が続いていました。
いつもだと、ここらへんで少し体力が持っていかれるところだけれど、今回はスルスルと登っていく。R-sysぱねえ……!
そんなこんなで、目的地である鳴門公園に到着。
鳴門公園からは、大鳴門橋を一望できるスポットがいくつもあります。
自転車を停め、大鳴門橋が一望できる歩道橋に向かいます。
歩道橋上からみた大鳴門橋。
大鳴門橋を歩道橋の上から眺めながら、その先に続いている地に思いを馳せます。
この橋の先は、淡路島に通じているのだと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。
一昨年の6月に淡路島に行ったとき、私は今と同じようにこの橋の先を見つめていました。
そして、「この先に四国が続いているのか……」となんとなく感慨深い気持ちになったものでした。同時に、いつか四国から大鳴門橋を見てみたいと漠然と思っていました。
今は、その時見つめていた橋の終着点に立っていて、あの日立っていた場所を眺めている……
そう思うと、何とも言えない感動が胸中をしめていきます。
随分と遠くまで来たなあ。
そう思うと同時に、こんな風にも思う。
でも、これからもきっとこういう瞬間は何度もあるんだろう。なんども同じような感動に出会うんだろう。
これだから、旅はやめられない。
しばらく、橋の上を走る車の流れをぼんやりと眺めていたのだけれど、先へと進みます。
歩道橋を降りてしばらく歩いていると、こんな看板に出会います。
「渦の道」
どうやら、大鳴門橋から瀬戸内海を一望できるスポットのようです。
時間帯によっては、渦潮を見ることもできるんだとか。
これは行くしかねえ!と思い、渦の道に向かいます。
「渦の道」の入り口。
早速、入場券を買って中へ入ります。
渦の道は側面がガラス張りになっていて、瀬戸内海を一望できます。
橋の上からみた瀬戸内海は、圧巻の一言。いつもよりも遠くを眺めることが出来て素晴らしかったです。
渦の道からみた景色。
相変わらず、瀬戸内海は美しい碧をしている……
遠くに、ちょっとした小島が見えました。
なんの島なんだろう?
床は、ところどころこんな感じのガラス張りになってて、下からも瀬戸内海の碧を楽しめます。
それにしても、やっぱりきれいだ……!(n度目
しばらく歩いていると、渦の道の一番端にたどり着きます。
せっかくだから、渦潮を見ようと探していると、奥にそれっぽいものを発見。
張り付いてなんとか撮影しようとしていると、ガイドのおばちゃんに「あれは実はうずしおじゃないんですよ」と教えてもらいました。恥ずかしい。
なお、今日の渦潮は、午前の分はもう終わってしまったのだとか。残念。
おなかもすいてきたので、腹ごしらえをしに来た道を戻ります。
レストハウスのようなものがあったので、そこでお昼ご飯を食べることにしました。
今日のお昼は、鳴門うどんとうずしおどら焼き。
うまい。
腹ごしらえを終えた後は、少しお土産屋さんをぶらぶら。
お土産屋さんにこんなものがあったので買ってしまった。
味は、ママレードとかに近いなめらかで優しい味わいでした。
一時間くらい休憩して足を休ませてから、鳴門公園を出ます。
いざ本日のゴールである福島へ。
しばらく走ると、また海沿いの道に出ました。
瀬戸内海を横目に走る!
愛車と大鳴門橋。
海沿いを走っていたら、素晴らしい愛車撮影スポットがあったのでパシャリ。良い……!
愛車を撮影したり、海を眺めたりしながらゆるゆると走っていく。
徳島の方へと向かうときに通った道。
なんか関所みたいだなあ、と思いながら走っていきます。
走っていると、大きな川が見えてきました。
この川の水もめちゃくちゃ綺麗で、四国は海も川も綺麗なんだなあって思いました。
徳島市街地へと向かうときに通った橋。
この橋がめちゃくちゃよかった。
この橋は、車とかが通るところとは別に、歩行者と自転車の通れる通路があって、自転車でも車を気にせずに通ることが出来てよかったです。
あと、自動車道よりも自転車・歩行者道のほうが川沿いに近いので、川を一望しながら走ることが出来ました。
人がいたりしたので写真は撮らなかったけど、めちゃくちゃいい景色でした。
徳島市街地は、今まで走ってきた場所と段違いの賑わいを見せていました。
だけれど、自転車道と歩道が色分けされて分けられていたり、道自体がかなり広かったりしたので、自転車で走りやすかったです。
信号や横断歩道も、自転車専用のものがちらほら見えてきて、自転車に優しい街だなあ、と思いました。
ゆるゆると走っていると、本日のゴールが見えてきました。
つ、ついたーーーーー!!!
本日のゴールである徳島駅に到着しました。
時刻は、14時くらい。予定よりずっと早くに到着できました。
とりあえず、15時に宿のチェックインなので、それまで適当に時間をつぶします。
街をぶらぶら歩いていると、コスプレをしている人を何人か見かけました。
あまりに平然とあるいているものだから、徳島の人はコスプレをして歩くのがトレンドなのかなあ、とぼんやりと思っていました。
が、そうではなく、フォロワーさん曰く「ぷちアソビ」という「マチアソビ」系列のイベントが開催されていたんじゃないかとのこと。
よく見ると、プリン屋さんなどにぷちアソビのスタンプラリーのような場所がちらほら設置されていました。なるほど、こういうイベントもあるんだなあ。
適当に街を歩いたりぼーっとしていたら、ホテルのチェックインの時間になったので向かいます。
ホテルに荷物を置いたら、早速、お昼ご飯を食べにいきます。
徳島といえば、徳島ラーメンというほどラーメンが有名な場所。
これを食べずして徳島からは出られない!と思ったので、お昼は徳島ラーメンを食べることにしました。
丁度、この付近には徳島ラーメンの人気店があったので、そこへ向かうことにします。
ラーメン東大の黒とんこつチャーシュー麺!
ラーメン東大のすごいところは、ラーメンと一緒に卵が5個くらい入ったざるをもらえて、卵を好きなだけ食べられるところ。
徳島ラーメンといえば、卵黄を中央に乗せる食べ方が主流だけれど、それ以外にもご飯を注文すれば卵かけご飯なども楽しめるようです。太っ腹!
余談だけれど、私はこのラーメンを食べるときに卵黄だけ乗せるってことを知らなくて、卵全部入れちゃいました(白目
スープを一口すすると、醤油の深みととんこつのコクとニンニクの風味が口いっぱいに広がります。
なるほど、これはうまい。
麺も細麺で、スープがいい感じに絡めついていい感じです。
食べる手が止まらず、あっという間になくなってしまいました。
飯を食い終わった後は、適当に街をぶらつきながらホテルへと戻ります。
時刻は、まだ15時頃。まだまだ時間は有り余っています。
どうしようかといろいろと悩んだ末、疲れた体を癒しに温泉へ向かうことにしました。
街の銭湯は、付近にもいろいろとあったのだけれど、どうせ長く入るなら温泉施設の方が良いと思ったので、歩いて30分くらいの温泉施設へと向かいました。
手続きを終えて中に入り、体を洗ってからいざ温泉へ。
お湯につかると、全身の筋肉がゆっくりとほぐれていきます。
思わず、口から「あ~」という声がでてしまう。自転車後の温泉って、なんでこんなに心地いいんだろう……
しばらくあったまった後は、温浴と冷浴を交互にやる混合浴をやったりサウナに入ったり、天然温泉に浸かったりしました。
温泉を堪能しつくす頃には、19時になっていました。なかなかいい時間なので、ホテルに戻ることにします。
ほくほくな体でホテルに戻った後は、洗濯やら明日の準備などを済ませます。
ふと、天気を確認すると、明日は雨の予報でした。
もちろん、それは前から見越していたことなので、ホテルは二泊分とってあります。
明日は停滞して徳島市内を探索しよう、と思いながら、頭の中で明日の予定をざっくりと決めます。
そんなこんなしているうちに、眠気が襲ってきました。
明日のことは、明日考えよう。
そう思って、睡魔に導かれるままに眠りに落ちていくのでした。
スヤァ……
後半に続く
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