ちょっと大山(丹沢)行ってきた

2018年11月30日

どうも、拓夏です。
今回は、11/24日に丹沢の大山登った時のことを書きました。

写真は、頂上から見えた富士山。

どうしても山に行きたかった

 2018年も残りあと1ヵ月少し。
 そう自覚したのが晩秋ももう終わる11月末のことでした。
 自宅で茶を飲みながら元旦に立てた目標を思い出していたのだけれど、その時にふと気づく。

 登山やってねえじゃん。

 と。
 
 今年の目標は、大きく分けて二つありました。
 一つは自転車でいろいろな場所を冒険すること。もう一つは登山に挑戦すること。
 自転車旅に関しては、2月の久米島旅から数えると約1ヵ月に1回旅をしていたので十分に達成しています。
 一方で、登山は未だに行くことができていません。本当は夏山に行くはずだったんだけどいろいろな理由で行けなくなった。
 今年の目標を達成するためにも、何としてでも山に挑まねばなるまい……!あと紅葉見たい……!
 ということで、装備を揃えて登山することにしました。

 初めての登山なので、
  • 初心者向き
  • 標高がそこまで高くない
  • 近い
  • 登山客が多そうな所
  • ケーブルカーがある
 という条件で山を決めることに。
 ちなみにケーブルカーは、何かあった時に帰れるようにするための保険です。なので、何か無い限りは使いません。
 
 上の条件に加えていろいろな独断と偏見で絞っていきました。
 結果として山の候補は、大山と高尾山になったのですが、
 
 高い方がなんかかっこいい

 という理由で大山に決めました。
 

いざ大山へ

 大山へ行くルートはいろいろあるのですが、今回はヤビツ峠側から登ることにしました。 
 ヤビツ峠へは、秦野駅から出ているバスで行きます。
 バスの始発に合わせて秦野駅に到着すると、バス停はすでに登山目当てのお客さんでいっぱいでした。行楽シーズンももう終わるころだと思っていたので、この盛況ぶりには驚きました。(今思うと大山以外を目当てとした登山客もいたのかもしれません)
 
 満員バスに揺られながらヤビツ峠に到着します。
 ヤビツ峠で登山行程表を書きこんでポストに入れてから、いざ大山へ!
 

 最初は、拳より二回りくらい大きい岩(モ○ベルとかの登山靴試着のときにある岩場みたいな感じの)の敷き詰められた木組みの階段をずっと登っていきます。

 しばらくせっせと登っていくと、
 
 
 こんな感じの普通の木組みの階段になっていきます。
 
 さらにしばらくせっせと登っていくと、

 
 うおお……!!

 登りはじめて間もないのに、こんな絶景が見られるとは……!
 というか結構すでにもう高いところにいるんだなあ、と実感。
 俄然やる気が出てきて、体力を消耗しきらない程度にガンガン進んでいきます。


 しばらく進むと岩も段差もない緩やかな道が出現。
 お散歩みたいな気分でしばらく歩いていくと、



 唯一の鎖場に到着します。

 あれ、おもってたより小さい……?
 
 鎖場っていうくらいなので、てっきり崖のようなものを想像していたから拍子抜け。
 鎖をつかみながら足場の悪い道を登っていきます。
 
 
 鎖場を通過後、大きな岩がゴロゴロしている道を歩いていきます。
 この辺りから、傾斜のきつい道がしばらく続きます。


 こんな感じの「The 岩」って感じの道を超えていきます。


 しばらく行くと、足場の悪い道から一転して、笹に覆われた木組みの階段が出現します。
 こういう先の見えない道を見ると、冒険心がくすぐられてとてもワクワクしてしまいます。

 笹の道を超えて、しばらく上っていきます。
 途中で開けた場所を見つけたので、休憩をしようと向かうと……

 
 ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
 
 眼前には雪化粧した富士山がお出迎え。
 不意打ちの絶景に、思わず目を見張る。まだ頂上じゃないのにこんな絶景を見られるとは……!!
 私の後に来た他の登山客も、皆立ち止まって感嘆の声を漏らしていました。

 この景色をしっかり心に焼き付けてから、再び頂上を目指します。
 

 この鳥居を超えると……
 
 


 山頂だああああああああああああああ!!!!
 
 山と街並みとその先に広がる相模湾。冷たい風に頬をなぞられながら、その景色に見入っていた。普段何気なく暮らしている街が、今眼下にあるというのはなんとも不思議でした。
 私の近くにいる家族連れが「あそこが家かなー?」「違うよあそこだよー」と眼下の街並みを指さしながら自宅を探していました。私も自宅を探すために目を凝らしますが、今やゴマよりも小さくなってしまった自宅を探すのは無理でした(
 
 しばらく山頂の景色を眺めてから、本社でお参りをします。無事に下山できますように……
 お参りを終えたら、本社で御朱印と登山証をもらいます。
 特に御朱印集めが趣味なわけではないのだけれども、こういうところに来るともらいたくなってしまう性分なのです。
 
 しばらくぶらぶらしながら景色がよくみえるところを探します。
 丁度いいところで腰掛けて、カレーメンの用意を始めます。
 今回は、モンベルのアルパインサーモボトル(0.9L)に入れてきたお湯を使ってカレー麺を作ります。クッカーでお湯を沸かすことも考えたのだけれど、水とクッカー両方持っていくよりもこっちの方が重量軽いので……
 早朝に入れてきたお湯は、今入れてきたばかりなんじゃないかと思うくらい熱々でした。
 熱々のお湯をカレーメンにぶち込んで3分待ったら……


 いただきまーす!!
 
 山頂で食べるカレーメンは、いつも食べるよりも何倍もうまい……!
 思わず箸が進みます。夢中でむさぼっていると、すぐにカレーメンはなくなってしまいました(

 他になにかないかと思って再びぶらぶらしていると、茶屋に豚汁があったのでそれをいただくことに。
 
 
 うめえ……!
 
 山頂で豚汁を食べられるなんてなんという贅沢。
 素晴らしい……

 カレーメンと豚汁で暖まった後は、今いる場所の反対側の景色を見に行くことに。
 確か反対側は富士山が見えたはず……


 山頂からの富士山。
 途中で見た時とあまり変わらないようにみえるけれど、実際はここから見た富士山の方が若干大きく見えました。
 ここは、富士山をバックに記念撮影をしている登山客などで賑わっていました。確かにここならインスタ映えしそうな写真を撮れそうだ……
 
 長居すると邪魔になりそうなので、富士山を眺めた後は下山します。
 帰りはヤビツ峠側ではなく、大山ケーブルカー側を通ることにしました。
 (ちなみに、ここからあんまり写真を撮っていなかったので簡潔に書いていきます。)

 岩がゴロゴロしている道をひたすら下っていくと、急な石階段がお出迎え。
 息絶え絶えで上っていく登山客を後目に、落ちないように気を付けて下っていきます。
 

 もみじ。
 ここらへんは紅葉が綺麗でした。
 ヤビツ峠側は、もう紅葉の「こ」の字もない感じだったで最後に見ることができて良かった……


 石段を下ると、阿夫利神社に到着。
 参拝は頂上で済ませたので、普通に下っていきます。


 それにしても、紅葉が綺麗だ……
 紅葉を楽しみたいなら、大山ケーブルカー駅側から登るのがよさそうです。

 ここらへんで下るルートが男坂と女坂に分かれます。
 男坂の方が早くつくようなので、男坂側から下山します。
 

 階段下ってるときにいい景色が見えたのでパシャリ。
 疎らに紅葉してる山もなかなか良い……!

 そこから少し下ると……
 

 目的地の大山ケーブルカー駅に到着。
 この時、確か12:00くらい。この時間でも登山しにケーブルカーに乗り込む人であふれていました。

 ここまで来るとバス停まではすぐに着きました。
 丁度来ていたバスに乗り込み、伊勢原駅へと向かいます。
 伊勢原駅へと向かうバスの中で、今日の出来事を振り返ってみる。
 今年の目標を達成するために来た大山。険しい道も結構あったのけれど、思い返すと楽しい思い出が多くを占めている。
 いままで自転車旅が至高だと思っていたけれど、山もなかなかいい。
 また近いうちにどこか登りにいこうと決心しながら、バスに揺られて帰路を目指すのだった。

 おしまい。